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Column

時を経ても大切に
守り続けたい
父の思いと、土地の記憶

Iオーナー様の声

かつて田んぼが広がっていた福岡市東区の一角に立つIマンション。2022年、100歳で亡くなられたお父さまからこの建物を受け継がれたIオーナー様。建設から21年。周辺環境は大きく様変わりしましたが、丁寧に維持管理されたIマンションは今も変わらぬたたずまいを保ち続けています。

田園にマンションを
建てた父の先見性

Iマンションは、私が50代半ばの頃に父が建てたファミリー向けマンションです。我が家は昔、乳牛を飼育していて、牛舎や放牧場がありました。牧場を閉鎖した後の土地の活用法として、当時不動産業をしていた父が2005年に本物件を建設しました。
今でこそ、ここはたくさんの家が立ち並ぶ住宅街ですが、当時は田んぼの中にぽつんとIマンションがたたずんでいるだけ。周囲にアパートはあったものの、学生向け物件が中心で、ファミリー向けはほとんどありませんでした。父はそこに需要があると考えていたようで、先見の明があったと思います。
2022年、父が100歳で亡くなり、マンションを私が引き継ぐことになりました。当時、私は福岡県職員の仕事を定年退職しており、年金でのんびり暮らしたいと思っていたのと、経理などの業務が増えるので、賃貸経営にはあまり乗り気ではありませんでした。それでも家族で話し合った結果、私が相続することに。引き受ける以上は、しっかり管理していこうと決めました。

住む人のことを考え
現場を見る大切さ

オーナーとして大切にしているのは、「入居者の方に気持ちよく住んでいただくこと」です。在職中、教職員住宅の管理人をしていたことがあり、「現場を見る」ことの大切さを実感しました。住宅では漏水や設備の故障など、日々さまざまなことが起こりますが、すぐに対処しなければ住む人が困ってしまいます。蜂の巣の駆除なども、自分で対処していましたね。その経験もあり、今も本物件には足しげく通っています。無断駐車があれば対応し、修繕が必要な場合はすぐに手配。植栽の剪定や消毒も定期的に実施して、きれいに保つよう心がけています。そのせいか、長く入居されている方が多くありがたいです。
築21年になっても大きな修繕をすることなく、良い状態を保てているのは、ハッピーハウスのグループ会社である上村建設がしっかりした建物を建ててくれたからこそだと思います。
管理はハッピーハウスにお願いしていますが、何かあると必ず連絡をいただき、相談しながら対応できるので安心して任せることができています。

懐かしくて、
温かい記憶が息づく建物

退職した現在も、年金に加えて家賃収入があり、生活に少し余裕があります。3人の孫たちにプレゼントを買ってあげられるのが一番うれしいです。誕生日やクリスマスなど、とても喜んでくれます。その笑顔が私の元気の源になっています。
一方で、不動産収入があるため確定申告が必要ですが、税理士に頼まず自分で手続きするので作業に追われる時もあり、そこはやはり大変ですね。
77歳になり、Iマンションの今後についても考えています。全9戸の小規模マンションですので、大規模修繕などは収入とのバランスを見ながら判断する必要があります。残すか、手放すか。そこは次の世代である息子に任せようと思っています。
かつてはのどかな田園地帯だったこの場所。空気がきれいで、池や川で泳いだり、魚釣りをしたり。ここは、そんな子ども時代の思い出も詰まっています。土地の記憶と父の思いが息づくIマンションは、かけがえのない存在。だからこそ、私がオーナーでいる限りは大切に、できるだけ長く守っていきたいです。

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